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温故知新 〜幸楽苑 meets Traditions of Fukushima〜 【第1弾 ~前編~】伝統と未来。長澤メイが至高の会津本郷焼体験でサスティナブルを考える

2022.02.25

「持続可能な」という意味の「サスティナブル」という言葉。耳にする機会が増えてきましたが具体的にはどういったことを指すのでしょうか。

わたしたちにできることは?

未来を作っていく上で切り離さず目を向けたいのは、昔から大切に受け継がれ持続されてきた「伝統」。本企画は幸楽苑発祥の地、福島県で伝統を学び体験することでこれからの持続可能な社会のあり方を考えます。 第1弾は東北最古の焼き物として約400年以上の歴史を誇る会津本郷焼。陶芸やラグなどモノづくりを精力的に行なっている長澤メイが、⻑く大切に使い続けられる器を作ってきました。

 


 

“土のもつ自然の心”を大切にしている窯元『流紋焼』

 

訪れた場所は窯元『流紋焼』。400年以上の歴史を持つ会津本郷焼の中でも、土や釉薬のこだわりを大切に守り続けている窯元です。釉薬が流れて紋様のようになることから『流紋焼』という名前が生まれたそう。

 

まずは実際に工房の中を見学。ライター金原麗子が本郷焼きの歴史や原料、器が出来上がるまでの工程についてご担当の渡邊さんにお話を聞かせていただきました。

 

 

会津本郷焼きは420年前の安土桃山時代、会津若松城主・蒲生氏郷(がもううじさと)が鶴ヶ城の改修のために鶴ヶ城の瓦を焼かせたことから生まれたもの。本郷焼きは陶器と磁器の2種類あり最初に陶器が、次に磁器が誕生したそうです。

 

 

ライター金原:東北最古の焼き物というとかなり歴史が深いですが、『流紋焼』さんはいつ創業した窯元なんですか?

 

渡邊さん:明治35年からです。大昔という訳ではないですが歴史は深いですね。

 

ライター金原:陶器と磁器どちらなのでしょうか。陶器と磁器の違いについても教えて欲しいです。

 

渡邊さん:うちはすべて磁器です。陶器と磁器の違いはまず手触り。陶器の粘土はざらっとした質感ですが、磁器はしっとりドロッとしている。明確に違いますね。磁器は高い温度で焼くので強いものができます。ほとんどの洋食器は磁器ですよ。また、磁器の方は収縮率が約2割なので仕上がったときに陶器よりも縮みます。

 

 

 

ライター金原:それだけ違いがあるということは原料が気になります。磁器の原料はどんなものなのでしょうか。

 

渡邊さん:磁器に適した石があり、この辺りの大久保山でしか取れない石を使っています。石は1種類だけでなく、様々な種類の石をミックス。それらを粉砕しさらに土を加えます。

 

 

 

渡邊さん:そのあとプレスさせ、真空土練機(しんくうどれんき)という機械に通して空気が入らないようにし、粘土状に固めていきます。水分が多すぎると焼いた後の縮み方がうまくいきづらいため、あえてカスを出して水分量を調整します。もちろんカスは捨てずに次の粘土づくりに使います。

 

 

 

 

ライター金原:粘土ができるまでに様々な工程があるんですね。石にもこだわりがあるとは驚きです。そこから完成品ができるまでのフローについてぜひ教えてください!

 

渡邊さん:わかりました!

粘土をろくろで手びねりしたら石膏の型に入れ余分な部分を削ったり整形する作業に入ります。この石膏の型は業者さんが作ってくれているものです。

 

 

 

 

渡邊さん:そのあとは乾燥の作業です。急激に乾燥させると亀裂が入ってしまうのでゆっくり水分を抜いていきます。約10〜12時間乾燥室に置きますよ。乾燥が終わったら肝心の釉薬に入ります。

 

 

 

渡邊さん:釉薬は2回かけます。1回かけてあたため、乾いたら最後にまた釉薬をかけます。乾燥させてから白ぐすりをかけるとどろっとした紋様ができていますよね。これが『流紋焼』の起源です。

 

ライター金原:とても美しいです。職人さんの手で作られているからこそ1つとして同じものがない。唯一無二ですね。

 

 

 

渡邊さん:いよいよ焼いていきます。ガス釜と電気釜の2種類があり使い分けています。ガスだとたくさん焼けますし、電気は早く焼き上げることができるんです。

 

 

ライター金原:大人が何人も入れそうなぐらい広いスペースですね。長く使い続けている釜なんですか?

 

渡邊さん:そうですね。こちらは昭和40年代からずっと手入れしながら使っていますよ。1番大きな釜では4000個焼けます。

 

ライター金原:なんと4000個!どのぐらいの時間で焼きあがるんでしょうか?

 

渡邊さん:20〜24時間で焼き上がりますが、釉薬によって焼く時間や温度が変わります。

 

 

 

たくさん学べたのでいよいよ実践編。実際に手びねりを体験してみましょう。次回は後編に続きます。メイさんはどんな作品を作ったのでしょうか。

お楽しみに!

 

 

※撮影時のみマスクを外しています。

 


 

【Information】

モデル 長澤メイ

愛知県名古屋市出身。名古屋PARCO開業30周年広告「LOVE PARCO」の広告をはじめ、TVCMやMVなど多数出演。

2019年には写真展 「Sammy」を開催。

陶芸やラグなどモノつくりも精力的に行っておりコラボ商品もプロデュース。マルチに活動中。

Instagram @xxmeixx1208

 

ライター 金原麗子

横浜市出身。ライター、ヨガ・ピラティスインストラクター、インストラクター養成講師、モデルとマルチに活動中。SNSでは美容やファッション、ライフスタイルなどありのままの暮らしについて発信している。

Instagram @ganbareiko

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